早期発見・早期治療のために私たちができること 脳の健康、身体の健康、気になったらMRIを

MRI 脳ドックの御紹介

あなたの体の SOS のサインを感じて下さい。

  • もの忘れがある
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 高尿酸血症
  • 不整脈
  • 心疾患のある方
  • 頭痛
  • 頭重感
  • めまい
  • 物が二重に見える
  • 歩くのが不自由
  • 手指のふるえ
  • けいれん発作
  • 失神
  • 飲み込みにくい
  • うまくしゃべることができない

この様な症状のある方は、当院の「MRI 認知症・脳専門ドック」での 検診を御勧め致します。

青和クリニック理事長の高橋輝行です。
近年、我が国では本格的な高齢化社会の到来が指摘されています。社会全体の高齢化に伴い、「認知症」に対する関心も昨今大いに高まりつつあります。
「認知症」では、その中核症状として、「もの忘れ」の他に「認知能力の低下」が加わります。単なる「もの忘れ」であれば「健忘症」ですが、それに「認知能力の低下」が加わる事で、認知症に特有の様々な症状が出現してくるのです。認知症の診断は初期ほど難しく、その早期診断には高度な検査機器と熟練した診察技術が必要です。従って、専門医の在籍している医療機関への受診が不可欠となります。
また、認知症の早期発見により、適切な治療が早い段階で開始されれば、その進行 を遅らせ、それにより健康な時間を少しでも長くすることができます。さらに、 病気が理解できる時点で専門医を受診し、少しずつ認知症に対する理解を深めて いけば、その後の生活上の障害やトラブルを軽減でき、「生活の質」(Quality of Life; QOL) を向上させられると云うメリットがあります。認知症が進行してしまう と、ほぼ寝た切りとなってしまい、その頃には自分の介護や医療上の決定を自分 ですることが困難となってしまいます。
さらに加えて、成人病による死亡率も年々増加の一途を辿っております。これは、 食生活を含めた日本人全体のライフスタイルの変化、即ち欧米化と密接な繋がりが あります。高血圧症・高脂血症・2 型糖尿病・高尿酸血症・メタボリック症候群 に代表される「成人病」或いは「生活習慣病」の予防には、食事のカロリー制限や 適度の運動などによる「ライフスタイルの改善」が最も重要です。果たして今の あなたは、「早期認知症」や「成人病/生活習慣病」に対して、「自分は大丈夫」 と自信をもって云えますか? しかし、現在の自分の脳や身体の状態を自分で把握 できなければ、ライフスタイルをどう改善したら良いのかもわかりません。
そこで当院の「MRI 脳ドック」が必要になってくるのです。
脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血などに代表される「脳血管障害」は、日本人の 病気による死亡原因の上位を占め、いわゆる「3大疾病」の一角を成しています。 従って、これらを予防し、早期発見・早期治療を行うために脳をあらゆる角度から 調べることは、ある程度の年齢に達した方にとって言わば「必須」の項目であると 今日では見なされつつあります。当院では、最新のオープンタイプ MRI (核磁気 共鳴画像) 診断装置を用いて、脳動脈瘤や脳梗塞・脳腫瘍などの早期発見を行い ます。

当院で施行した頭部 MRI 画像

FLAIR

DWI

当院で施行した脳血管 MRA 画像

さらに、MRI 画像をより詳細に解析し、初期の認知症の診断精度の向上を図る べく、当院では「早期アルツハイマー型認知症診断支援システム:VSRAD (保険 適用外)」を導入しております。
「VSRAD」は Voxel-based Spesific Regional analysis system for Alzheimer’s Disease の略で、前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症に見られる海馬傍回の萎縮の 程度を読み取るために開発された、現在最も先進的なMRI画像処理・統計解析 システムです。同システムを用いた早期アルツハイマー型認知症と健常高齢者 との鑑別では,80 %以上の正診率が得られることが既に確認されており、その 信頼性は極めて高いと云えます。しかし、本来、アルツハイマー型認知症の診断 は臨床情報に基づき成されるべきものであり、VSRADはあくまでも補助検査の 位置付けです。そこで当院では、長谷川式スケールに代表される簡易心理学的検査も組み合わせて施行し、多角的・総合的見地から「認知症」の早期診断を行います。

VSRADの関心領域

実際の VSRAD の解析結果

加えて、当院では、頸動脈 MRA を加えたコースを御用意しております。
頸動脈の状態を検査することは、動脈硬化の程度を知る上で極めて重要で、所謂、日本人の「3大疾病」の2つである「脳血管障害」と「心臓血管障害」の発症リスクを予測することが可能です。
頸動脈 MRA は最新の核磁気共鳴技術を用いて頸動脈内を流れる血液を信号化し、 頸動脈血流そのものを画像化します。従って頸動脈の狭窄・血流の途絶・プラークや血栓の存在などを明瞭に描出でき、血管内の梗塞を起こす原因を早期発見することが可能なのです。

さらに、当院の脳ドックでは、動脈硬化の進行から将来の脳梗塞や心筋梗塞の発症を予測可能な新しい血液検査法である「LOX-index」もオプションで導入しています。「LOX-index」 は保険適用外ではありますが、現在の動脈硬化の状態と今後10年の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測・評価することのできる唯一の指標であり、その診断的価値は極めて高いと云えます。

「LOX-index」は 動脈硬化の進行 から将来の脳梗塞 や心筋梗塞の発症 を予測する新しい 血液検査法です。

LOX index 結果報告書 (サンプル)

その他、頸椎や腰椎の MRI 検査もオプションで施行可能です。脊髄の MRI検査は、 従来の単純X線検査よりも、遥かに高精度で椎間板ヘルニア・頸椎症性脊髄症・ 腰部脊柱管狭窄症などを診断することができます。脊髄の MRI もオプションで 施行できるのが当院の MRI 脳ドックの大きな特色の一つです。

また、オプションとして一般健診 (血液検査・心電図・胸部X線撮影) や各種の超音波 (エコー) 検査 (頸動脈エコー・心エコー・腹部エコー等) も追加実施可能です。ただし、超音波検査に関しては、別途に検査日の予約が必要なので、直接クリニックにお問い合わせください。 しかしながら、如何に高性能の医療機器を用いた検査や最新の血液検査を行っても、その結果を十分に判読・診断できなければ全てが無駄に終わってしまいます。当院では各種の検査結果を、経験豊富な神経内科専門医が判読・判定し、直ちに患者様に直接御説明致します。検査結果が直ぐに分かるのは当院の脳ドックの大きな特徴であり、患者様のメリットも大きいものと考えられます。 皆様、御興味のおありになる方は、どうぞお気軽に当院に御問い合わせ下さい。

脳ドックの各コース料金表

青和クリニックMRI脳ドックコース表

基本コース
A B C D E F
頭部 MRI
脳血管 MRA
頸動脈 MRA      
VSRAD:
早期アルツハイマー型
認知症診断支援システム
   
長谷川式簡易知能評価
スケール
       
神経内科専門医による説明
価 格 (税抜) ¥ 25,000 30,000 35,000 35,000 40,000 45,000
所用時間 30分 60分 60分 60分 60分 90分
オプション *一般健診 頸椎 MRI 胸椎 MRI 腰椎 MRI LOX-index
価格(税抜)¥ 15,000 15,000 15,000 15,000 15,000
所用時間 30分 30分 30分 30分 -
オプション §超音波検査  
頸動脈エコー 心臓エコー 腹部エコー
価格 (税抜) ¥ 5,000 8,000 5,000
所用時間 30分 30分 30分

*一般健診は血液検査・尿検査・胸部X線写真・心電図を含みます。

血液検査・尿検査の項目は以下の通りです。




血算 白血球数, 赤血球数, 血色素量,ヘマトクリット, 平均赤血球容積(MCV),平均赤血球血色素量 (MCH), 平均赤血球血色素濃度 (MCHC), 血小板数
肝機能 総ビリルビン, GOT, GPT, ALP, γ-GTP, ChE, CPK, 総蛋白 (TP), アルブミン (Alb)
腎機能 尿素窒素 (BUN,), 尿酸 (UA), クレアチニン (Cre), 推定腎血漿流量 (eGFR)
電解質 ナトリウム (Na), カリウム (K), クロール (Cl), カルシウム (Ca)
脂質系 LDLコレステロール, HDLコレステロール, 中性脂肪 (TG)
糖代謝 空腹時血糖, ヘモグロビンA1c(NGSP)
内分泌系 甲状腺刺激ホルモン(TSH), 遊離トリヨードサイロニン(FT3), 遊離サイロキシン(FT4)
尿検査 比重, pH, 糖, 蛋白, 潜血, ウロビリノーゲン

§超音波検査は同日には検査できません。

別途、検査日の予約が必要なので直接クリニックに電話で御相談下さい。

◎ お問い合わせ TEL: 042-594-1900  FAX: 042-594-1901